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関西マラルメ研究会20周年記念シンポジウム:《RIEN N’AURA EU LIEU QUE LE LIEU》
研究会の創立20周年を記念して、下記の要領でシンポジウムを開催することになりました。総勢20名の研究者が発表いたします。詳細は「これまで/これからの活動」から「シンポジウム」にお入りください。
日時:2023年12月 9日(土)10h30-17h15
12月10日(日)10h30-18h00
場所:神戸大学 文学部 A棟1階学生ホール(A119)
予約不要、入場無料
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ベルトラン・マルシャル教授の講演情報
コレージュ・ド・フランス(パリ、5区)のアントワーヌ・コンパニョン教授による2019-2020年度セミナー「文学の終わり」の枠内で、ベルトラン・マルシャル教授(パリ・ソルボンヌ大学)が登壇されます。
講演題目:「マラルメと文学の終わり」
日時:2020年2月25日 17:45~18:45
詳細はコレージュ・ド・フランスのHPをご覧ください。
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追悼・宗像衣子先生
神戸松蔭女子学院大学教授として長きに亘って若い学生を指導されてきた宗像衣子先生が、2019年3月7日にお亡くなりになったとのことです。
宗像先生は京都大学仏文科をご卒業された後、1970年代後半にパリ第3大学に提出なさった博士論文により、マラルメ研究者としての輝かしいキャリアを 開始されました。その手法は、常に比較文学・比較思想的な観点に依拠しており、作品に対する巨視的な見方を提示される大胆なものでした。
先生が遺された三冊のご著書、『マラルメの詩学――抒 情と抽象を巡る近現代の芸術家たち』(勁草書房、1999年)、『ことばとイマージュの交歓――フランスと日本の詩情』(人文書院、2005年)、『響き あう東西文化――マラルメの光芒、フェノロサの反映』(思文閣出版、2015年)を拝読すると、そのご関心は徐々に詩から芸術全般へ、西洋から東洋へと向 かって行かれたように思います。恐らく、更なる展開を先生は構想されていたようにも感じられます。
先生はまた、創設当初の関西マラルメ研究会にも顔を出して下さった他、若いマラルメ研究者を常に励まし続けて来られました。先生のお優しく、屈託のない笑顔を拝見することがもうこの世では叶わないということが信じられないことのように思われます。
ここに宗像先生の生前のご業績を偲びつつ、心からお悔やみを申し上げたいと思います。
坂巻康司(東北大学)
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2019年7月にスリジーでマラルメ・シンポジウム開催
2019年7月3日~10日にフランスのスリジー・ ラ・サルにてシンポジウム《SPECTRES DE MALLARME》が開催されるようです。スリジーでのマラルメ・シンポジウム開催は21年振りではないかと思います。ベルトラン・マルシャルやジャン= リュック・ステンメッツのような大御所はもちろんのこと、パスカル・デュランやヴァンサン・コフマンのような多彩な領域で活躍を続けて来た研究者に加え、 ティエリー・ロジェやバルバラ・ボアックのような新進気鋭の研究者、さらに近年話題の哲学者カンタン・メイヤスーも参加するとのこと。充実したシンポジウムになりそうです。